伝え方

テクノロジスタ

 企業の中で、上司から部下に対して指導する場面は当然あると思うのですが、伝え方が時代によって変わってきているということについて書きたいと思います。価値が見えやすかった、高度経済成長期については、仕事のやり方もあまり変化がなかったので、ティーチングが伝え方だったと思います。(今でも近くの先輩にティーチングしかしない人いるんじゃないでしょうか?)今の時代でも悪くないし、知らないものは教えてもらうのが普通です。むしろ、業務の標準プロセスなのに可視化していない組織が、自分で調べろって指示するのは乱暴だと思ってます。

 そして、少し時代は進み、相手に気づかせないといけないよねって伝え方が流行ったのがコーチングです。コーチングって難しいと思うんです。だって、よっぽどの対象者への観察が必要で、それを怠ると放置になりますから。そして、道筋は指導者が頭の中に持ってないといけないでしょ?高度な技術です。言葉を選ばず言うと、コーチングをなまじ文化にして、言えない上司、部下の関係性がマジョリティーなんじゃないでしょうか?

 では、今の流行っているキーワード、フィードバックについて。対象者の現状のダメな要素を捉えて、耳に痛いことを言い行動を変えさせるのがフィードバックだととらえてます。今日、一番書きたかったのはコレについてです。フィードバックをする人に、一番大切なのは私は誠実さだと思います。フィードバックは変わってほしいということを心から願い、あなたと一緒にやってきた私だからこそ言いたいという信頼関係があってのことだと思います。決して、無責任に言うものではありません。フィードバックは会社の中では必要になるからこそ、One on Oneなんですよね?そこには、しっかりとした信頼関係があり、上下の関係もなく、あなたにこう変わってほしいと心から思えている状況でフィードバックが有効なのだと思ってます。

テクノロジスタ 前田真太郎

前田 真太郎 Webアプリケーション開発を中心に、社内システムの開発や、教育の実績を重ねる。新規サービスのアイデア創出ファシリテーター。ITに対してのよろず相談などお気軽に!PMI認定 Project Management Professional
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